FireTVStickとFireTVの違い
FireTVには「FireTVStick」と「FireTV」の2種類があり、その違いは大きく7つあります。
その違いをそれぞれご紹介しましょう。
FireTV(8,980円)に出来てFireTVStick(4,980円)に出来ないこと
- 4K画質での視聴
- ドルビーデジタルアトモス音質での視聴
- マイクロSDカードの利用
- 有線LANケーブルの利用
- USBポートの利用
- ハイパフォーマンスゲーム(ファイナルファンタジーなど)が出来る
- 内臓メモリの容量
【FireTV(8,980円)の端末スロット】
1.4K動画での視聴
FireTVでは4Kの超高画質で映画が視聴出来ます。(4,980円のStickでは視聴出来ません。)
とはいえ、4K画質で見る為には4K対応のテレビが必要ですし、データ量が大きい為インターネット光回線が必須になります。
FireTVの通常の画質でも、1080pという地上デジタル放送と同レベルで、DVDよりも高画質で見ることが出来ます。
2.ドルビーデジタルアトモス音質での視聴
FireTVではドルビーデジタルアトモスという、超高音質での音声で聞くことが出来ます。
しかしこの性能を十分に発揮するためには、良いオーディオシステムを持っていることが条件となります。
安いStickタイプでも、ドルビー5.1、7.1サラウンドチャンネルは対応しているため、普通に良い音質で聞くことは出来ます。
通常のドルビーとドルビーデジタルプラスの音質がどのくらい違うかは、ドルビーデジタル公式サイトの動画で確認することが出来ます。
※11,980円の旧タイプでは、ドルビーデジタルプラス音質になります。
3.マイクロSDカードの利用(旧タイプのみ)
FireTVは128GBまでのマイクロSDカードポートが搭載されています。
これは4K動画のデータ量が大いため、ストリーミング再生(読み込みしながら同時に再生すること)が難しく、映画を1本ダウンロードしてから見られるようにするためです。
StickタイプではマイクロSDは利用出来ませんが、内部ストレージが8GB分搭載されています。
4.有線LANケーブルの利用(旧タイプのみ)
FireTVは有線LANでの接続が出来ます。
これは家に無線LAN環境が無い場合、無線LAN接続(Wi-Fi接続)が頻繁に切れてしまうような環境の場合に重宝します。
また、有線LANの方が無線LANよりもインターネット回線速度は速い為、データ量が大きい4K高画質モードで再生する場合にも便利です。
Stickタイプにはこの有線LANポートが搭載されていないため、無線LAN(Wi-Fi)接続環境が必須になります。
※2017年10月25日発売のNewタイプ(8,980円)では、LANケーブルポートが廃止されました。
5.USBポートの利用(旧タイプのみ)
FireTVにはUSB2.0ポートが搭載されています。
用途としては、USBコントローラー、キーボード、外部ストレージなどです。
しかし、FireTVStick・FireTV両方ともBluetoothでのコントローラーなどが接続が出来るため、USBポートを使わなくてもこちらで代用が出来ます。
2017年10月25日に発売される8,980円のNEWタイプでは、USBポートが無くなってBluetooth接続のみになりました。
6.ハイパフォーマンスゲーム(ファイナルファンタジーなど)が出来る
FireTVはCPUがクアッドコア1.5Ghz、メモリが2GB搭載されているため、3DCGが使われているようなゲームも遊ぶことが出来ます。
例えばファイナルファンタジーは現在3〜13までプレイすることが可能です。
しかしFireTVStickだとCPUがクアッドコア1.3Ghzでメモリが1GBのため、簡易的なゲームしか利用することが出来ません。
ソニックザヘッジホッグがプレイできるくらいが限界です。
【追記】
2017年4月6日発売のモデルから、FireTV StickのCPUはクアッドコアになりました。メモリは1GBのままですので、簡易的なゲームしかできないことに変わりはありません。
7.内臓メモリの容量
既に書いていますが、FireTVStickの内臓メモリは1GB、8,980円のFireTVは2GBあります。
内臓メモリとは、よく作業スペースの広さに例えられます。作業スペースが広ければ広いほど、いろんな作業を同時に行うことができます。
格安スマホだと内臓メモリが1GBのものがありますが、動作がちょっとカクカクすることがあります。ですが内臓メモリ2GBのものだと、動作はスムーズです。
FireTVStickにおいては、映画を見るぶんには内臓メモリ1GBもあれば十分で、動作がカクカクすることはありません。
その代わり、ファイナルファンタジーのようなハイパフォーマンスゲームで遊べるくらいの作業スペースではない、ということです。
FireTV Stick(初代・第2世代)とAmazonFireTVの仕様比較表
FireTV Stick |
FireTV Stick第2世代 |
Amazon FireTV | |
---|---|---|---|
価格 | 4,980円 | 4,980円 | 8,980円 |
CPU | デュアルコア | クアッドコア | クアッドコア |
メモリ | 1GB | 1GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 8GB | 8GB |
音声認識リモコン |
無し |
有り | 有り |
音声認識リモコンアプリ | 有り |
||
ゲーム | カジュアルゲーム |
ハイパフォーマンスゲーム | |
解像度 | 最大1080p(フルHD) | 最大4K | |
Wi-Fi |
デュアルバンド デュアルアンテナ |
デュアルバンド |
|
イーサネット |
無し | 有り | |
外部ストレージ | 無し | microUSB | |
USBポート | 無し | USB2.0 |
まとめ
以上、FireTVとFireTVStickの違いをご紹介してました。最後にもう1度まとめておきます。
FireTVとFireTVStickの違いまとめ
- 4K画質での視聴機能の有無
- ドルビーデジタルプラス音質での視聴機能の有無
- マイクロSDカード利用の有無
- 有線LANケーブルの利用の有無
- USBポートの利用の有無
- ハイパフォーマンスゲーム(ファイナルファンタジーなど)が出来るか
- 内臓メモリの容量が1GBか、2GBかの違い
画質や音質にこだわりがあったり、自宅に無線LAN(Wi-Fi)環境が無い場合は高い方のFireTV(8,980円)の購入がお勧めです。
ですが、特にこだわりも無く「手軽に映画やTVシリーズを楽しみたい」という人で自宅の無線LAN(Wi-Fi)環境があれば、安いFireTVStickの購入で問題はありません。
私はFireTVStickで十分過ぎるほど楽しめています!